次に作業期間を決めます。その亡くなられた方の遺品の量と作業するお部屋の数等を推測し、作業人数から作業する期間は段取りを決めておきます。

作業前に具体的なスケジュールを決めることにより効率が良くなり作業の分担もすることができます。

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遺品を分別する。

まず遺品の分別ですが段階があります。まず第一段階では「必要な物」「処分する物」に大きく分けます。どちらかわからないまたはその場では決められない物については「必要な物」に含めてください。次に第二段階ですが「必要な物」を「貴重品」「思い出の品」に分類してください。

「処分する物」ですがまず自治体によって指定された分類に分けて処分してください。

「リユースできる物」「リサイクルできる物」「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」等になると思われます。処分の仕方がわかない場合は必ず自治体に確認してください。

「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」は指定された集積所へ持っていくと良いです。

「リユースできる物」「リサイクルできる物」についてはリサイクルショップを活用することにより買い取って頂ける物もあるかもしれません。

リサイクルショップによっては自宅まで出張買い取りをされている店舗もあります。また新品に近いものであればインターネットを活用しネットオークションやフリマアプリ等を使用し買い取って頂くことも可能です。

「売れる物がない」「ゴミばかりで処分が困難」「ゴミの回収日までまだ日が長い」そのような場合では不用品買取業者に依頼する物も一つの手段にあります。

 

思い出の品、価値のある貴重品について

思い出のある品については写真や動画等のデータとして残せる物はＰＣに保存するのが良いでしょう。複製できて置き場所を余計に取らないので便利です。

また価値のある貴重品についてはアクセサリーや着物等高価なものは買取や形見分けをすると良いと思われます。思い出のある品で亡くなられた方の趣味や身に付けられていたものであれば親族に配ることが一般的です。

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物以外の処理について

『遺品』といっても物だけではない場合もあります。『高齢社会』の中で一つの問題となっているのが一人暮らしの高齢者、つまり『独居』というパターンです。この場合はその人が暮らしていた「家」「土地」なども対象となってきます。

また、その家がアパートやマンション等の賃貸である場合は不動産会社への連絡が必要になります。さらに、「電気」「水道」「ガス」などの契約解除も必要となります。

 

最後に

いつかは自分自身または家族が亡くなる時が来ます。そのため、遺品は必ず発生します。いつかは誰かの遺品と向き合わなければいけない日が来るものです。その日のためのちょっとばかりタメになる知識と手段についてお話してきました。少しでも大切さや重要さに気づいて頂ければ幸いです。また「遺品を少なくする」「残された家族に迷惑をかけたくない」という方もいらっしゃると思います。そのような人には今話題に上がることの多い『終活』という亡くなる前にする取り組みもあります。その内容についてはまた機会があればお話ししましょう。