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仏壇の処分方法と流れについて
今年もお盆が終わり、和歌山県でもお彼岸を迎えようとしています。皆様の周りでもそのような行事があるのではないでしょうか?お盆やお彼岸に欠かせない『仏壇』についてお伝えしていこうと思います。中でも仏壇の処分についてお困りの方が多いのではないでしょうか?例えば独居の方が亡くなられたまたは老人施設に入所されて、その方の家と土地を処分しなければならない。それと同時に処分する必要があるのが、その家にある『仏壇』です。また新しい仏壇を購入する予定があるので古い仏壇を処分したい。などの様々な理由があると思います。今回は仏壇の処分方法とその流れについてお伝えしていこうと思います。
まず処分する前に必ず行うことは、初めに仏壇の中身の入念なチェックを行ってください。ご自身で買って管理している仏壇ではない場合には、注意が必要です。ご祖父母様やご父母様など元々仏壇の管理をされていた方が、人知れず貴金属類や宝石などともいった貴重品を中に納めている可能性があります。さらに、和歌山県の便利屋さんの事例では処分の依頼の際に隠し棚から家系図などの重要な書類が仕舞われていたというケースもあります。一見わからないような、隠れた引き出しが備えられた仏壇も種類によってはありますので、しっかりと入念な確認を行いましょう。また仏具の処置も忘れないようにしましょう。お性根抜きを実施したのち仏壇本体を処分することを考える前に、位碑・遺影・掛け軸・写経本などの仏具についても忘れずに処置方法を検討しましょう。仏壇と一緒に廃棄するのも一つの方法ですが、仏具のみお性根抜きせずにそのまま自宅で持ち続けて、供養を続けることもできます。また、寺院や霊園に位碑の管理と供養を任せる『永代供養』に出すことにする人もいます。永代供養に出した位碑は、寺院で長期間管理されたのち、最終的には焼却処分(お焚き上げ)されます。管理期間については預け先によって異なりますので、依頼するときに確認ください。なお、永代供養には多くの費用が掛かりますので、お焚き上げをどのタイミングで行うかを、費用を考慮に入れつつ決めましょう。
では仏壇を処分する方法についてです。処分する方法としては大きく分けて4つの方法があります。まず『菩提寺に依頼する』方法です。菩提時がある場合は、最適な方法のうちの一つです。メリットとしては開眼供養から閉眼供養まで、すべてを執り行って頂くことができます。また仏壇の処分だけではなく、購入に関しても相談にのっ頂くことができます。デメリットとしては菩提時に対しての毎月のお勤めがあるので、面倒と思うことがあるかもしれません。仏具店に依頼する方法も間違いがなく安心して行うことができると思われます。メリットとしては仏壇の購入や処分の日程が調整しやすいです。処分をする際の手続きがとてもスムーズに行うことができるのも良い所です。また新しい仏壇を購入する場合、金額が割引かれる可能性があります。デメリットとしては逆に仏壇を購入しない場合は依頼しにくいかもしれません。また専門業者に処分を依頼する方法もあります。和歌山県では便利屋和歌山という業者が専門的に行っています。業者に処分を依頼する場合、魂抜き、お性根抜きからすべてを依頼する場合と処分のみを依頼する場合があります。また、依頼する業者も、仏具専門店など仏具を取り扱っている会社に依頼する場合と処分専門の業者に依頼する場合もあります。ちなみに和歌山県では便利屋和歌山という業者が専門に業務を行っております。メリットとしては魂抜きからすべてをお任せすることができます。粗大ごみとして処分しないため、人の目が気になりません。自身で自宅から仏壇を移動させる手間がありませんし、指定した日時に処分することができます。デメリットとしては粗大ごみに出す場合と比較して、費用が掛かります。費用も仏壇のサイズや魂抜きなどを行うか否かで変わってきます。また仏壇を地域のゴミ収集に出すことも可能です。まずお住まいの市町村でのゴミ出しのルールを確認してください。粗大ごみとして扱うか、分解して燃えるゴミ及び不燃ゴミに分別して出すかのどちらかになります。粗大ゴミとして区別される条件は各自治体によってルールが異なります。仏壇を粗大ゴミとして処分する場合の費用は、お住いの地域の粗大ゴミ一覧などで確認してください。粗大ゴミの品目一覧表がない、もしくは仏壇の記載がない場合は、粗大ゴミの条件と照らし合わせてみましょう。粗大ごみの条件は地域によって異なりますが、品目の幅・奥行き・高さも3辺の合計もしくは最も長い辺の長さや重量などによって、出したい品目が粗大ゴミに区分されているかどうかと、粗大ごみの中での料金区分を決められることが多いです。大きさや重さも不明であれば、市区町村のゴミ出し窓口まで問い合わせてください。粗大ゴミとして認可されない市区町村もあると思います。そのような場合は地元も便利屋などの業者に依頼するのも一つの手段です。和歌山県では便利屋和歌山が有名です。粗大ごみの収集費用としては、数百円~2000円程度です。戸別回収に来てもらうか、集積場に自身にて直接持ち込むかなど、出し方によってかかる費用が違うこともあります。これも地域によって様々ですので、よく確認してみてください。小さい仏壇やバラバラに解体された仏壇であれば、粗大ゴミの条件には合致せず、燃えるゴミや不燃ゴミとして出せる可能性があります。燃えるゴミや不燃ゴミとしてごみ収集に出せる自治体でも、仏壇を解体した際には、金属部分などを燃えるゴミから分別するように気を付けてください。燃えるゴミや不燃ゴミの処分費用も、自治体によって様々です。指定された曜日に無料で回収してくれるところもあれば、有料のゴミ袋を買わなければならなかったり、有料のゴミ出しシールを貼り出さなければならなかったりと、ルールは市区町村によりまちまちです。有料のゴミの場合は、一袋当たり数十円程度のところが多いようです。和歌山県の便利屋和歌山ではゴミとしての処分も行っています。
また仏壇は買い取りを行って頂ける場合もあります。例えば、古美術商です。代々伝わる仏壇や仏画や仏像に美術的な価値がありそうな場合は古美術商に相談してみましょう。他には仏具店では古い仏壇を引き取り、新しい仏壇の購入金額を割り引いてくれることがあります。購入の時に相談してみましょう。リサイクルショップでは、仏壇を引き受けてくれるところがあります。この場合、気を付けることとしては、移動手段です。仏壇は繊細なものとなりますので、素人が動かしたことで壊れてしまうことがありますので、注意が必要です。和歌山県の便利屋和歌山では仏壇の運搬などの業務も引き受けているそうです。リサイクルショップに運ぶ際には相談してもよいと思われます。また、リサイクルショップの中には、特定の宗派向けのリサイクルショップがあります。事前に菩提寺に確認してみると良いです。またネットオークションでの取引は少ないものではありますが、家具調の仏壇やコンパクトな仏壇で汚れや損傷個所が少ない場合は、希望する方もいます。ネットオークションでは海外の方が仏壇を珍しいと感じる場合や収集を趣味としている方もいますので、やや手続きは面倒になりますが、英語が話せるなど海外と交流のある方はオススメかもしれません。出品に制限はありませんので、出してみるのも良いと思われます。もし不安な方は便利屋などの業者に依頼するのも良いと思われます。仏壇の下取りについては新しく仏壇を購入するお店に相談してみましょう。新しく仏壇を購入する際には無料で下取りしてもらえることがあります。移動に関しても、専門家であるため、傷をつけずに運ぶことができます。
上記から時々出てきている『開眼供養』『閉眼供養』についてです。開眼供養とは「魂入れ」「お性根入れ」「入魂式」とも言われ、僧侶によって執り行われる、仏壇に魂を入れる儀式になります。ただし、浄土真宗では行いませんので、注意が必要です。一方で閉眼供養とは仏壇から魂を抜く儀式になります。仏壇を単なる箱にするために必要な儀式です。仏壇の処分においては、この閉眼供養を行います。閉眼供養を行わず、仏壇を処分することは、故人の魂を捨ててしまうことになってしまうので、注意しましょう。仏壇関係の専門業者によっては、閉眼供養から処分まですべてを一括して引き受けてくれるところがあります。専門業者に依頼する場合は、きちんとくようしてくれるのか心配もあると思いますが、業者によっては『供養証明書』を発行してくれるところもあります。事前に確認することで安心してお任せできると思います。
買い替えの際に注意しなければいけないポイントをお伝えしていきます。新しい仏壇の購入や古い仏壇の処分で慌てることや後悔することがあるかもしれないのでポイントを押さえておきましょう。必ず開眼供養や閉眼供養について、お坊様に相談しましょう。日にちによっては既に予定があり、希望の日にちに執り行って頂くことが難しい場合があります。事前に確認する様にしましょう。仏壇の購入が決まっている場合は、注文してその仏壇が届くまでの時期を確認しておきましょう。仏壇の種類によっては人気のある型の仏壇の場合、手元に届くまでに時間がかかる場合があります。予算にも注意しましょう。仏壇の買い替えは新しい仏壇の購入金額だけでなく、古い仏壇の処分、閉眼供養の金額や新しい仏壇への開眼供養の金額がかかります。買い替え直前に予算オーバーになり、慌てることがないように、事前にどの程度の金額がかかるのか調べておくことをオススメします。開眼供養、閉眼供養の相場としては法要の時にお坊様にお渡しするお布施は地域や菩提寺によって異なります。一般的に3万円~7万円が相場とされていますので、相場とされている金額でよいか、事前にお坊様や親戚の方に確認しておいても良いでしょう。
生涯において何度も行うことのない『仏像の処分』について、法要やご供養にも触れながらご紹介しました。仏壇にはご逝去された方への思いが詰まっているので、やむなく処分することになったとはいえ、ご供養だけは続けられるように儀礼に従って行おうとする方は少なくありません。お性根抜きなどは仏教上の儀礼の一つに過ぎませんが、気持ちに区切りをつけて、その後も故人を思いつつ生活を続けていくために大切な意味を持つと多くの方が考えられています。宗教信条や考え方は人によって異なりますので、仏壇をどう処分すべきかの考え方も様々です。仏壇を処分する際には、今回の記事にある内容も参考にしつつ、ご自身にとって最善の方法を選びください。