今日は海南市にて白蟻駆除予防を行いました。
点検時既に蟻道が確認されていたのですが、すでに玄関、キッチン、風呂場、1階の天井や2階、様々な場所に白蟻の浸食がすすんでおり、作業も困難を極めました。
今回白蟻の画像がございますので、苦手な方はご遠慮ください。
被害の様子をお伝えします。
白蟻被害を受けた柱はボロボロです。これでは床を支えることが出来ず、床鳴り、沈みの原因となります。もちろんこのような柱が複数あると地震ですぐに倒壊する危険があります。
また白蟻は蟻道を作って移動し、巣を大きくしていきます。
特に柱と柱のつなぎ目は被害を受けやすい場所で、ここから他の木材や、上の柱に浸食を広めていきます。この蟻道を砕くと白蟻がわいてきます。
それでは少し白蟻の蟻道を壊してみましょう。
蟻道を壊されて白蟻が慌てています。蟻道の裏は食べられた木材です。木材の隙間に多くのシロアリが見えます。
しかしここからが白蟻の凄いところです。危険がないとわかるとすぐに蟻道を修復し始めます。
あっという間に壊れたか所に白蟻が群がりはじめます。
20分ほどで蟻道は元どうりに修復され、白蟻の移動が再開されます。
このスピードで家の浸食がすすむと2、3年で家へのダメージは計り知れません。
このお宅ではベランダまで被害が出ていました。
一見するとわからない壁や柱も、中身はスカスカになっているかもしれません。
目に見える時には大規模リフォームが必要になるほど家を食べつくすのが白蟻の怖いところです。
5年に1回の消毒で家をシロアリから守ることをお勧めします。
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